配列について

 変数という概念について以前お伝えしました。変数は、数字や文字を入れておく箱のようなもので、値を出し入れするようなイメージです。変数という概念は、C言語に限らず、様々な言語で利用されています。

 さて、ここで以下のようなことを考えてみましょう。例えば、あなたは学校の先生で、C言語でプログラミングを行うことで、平均点を出したい。なので、クラスの生徒のテストの点数を管理したいとします。変数を用意して、各生徒の点数を格納して……としたいところですが、それは面倒な話になるかもしれません。

int score_a;    // a君の点数
int score_b;    // b君の点数
int score_c;    // c君の点数
int score_d;    // d君の点数
int score_e;    // e君の点数
...(以下略)...

 このように、生徒ひとりずつ、点数を格納する変数を用意するべきでしょうか。上の例は5人で止めていますが、一般的な学校であれば、30人以上は1クラスにいるかと思います。全ての生徒分をこうして書くべきでしょうか。凄く面倒ではないでしょうか。

 そこで利用するべきなのが、配列です。簡単に言ってしまえば、配列は変数の箱が連なったものです。変数を箱と例えるなら、配列はタンスやロッカーをイメージして頂ければ良いかと思います。

 配列の基本的な利用法としては、ほとんど変数と同じです。整数が入るのか、小数が入るのか、それとも文字が入るのかを定義する他に、変数にはない概念として、配列の要素数の定義があります。先述のタンスやロッカーで例えるなら、何人分のロッカーを使うのか、引き出しが何個あるタンスなのかを定義するわけです。その配列を、クラスの生徒の点数を格納する配列にしたい場合は、生徒数を定義すれば良い、ということになります。

int score[30];

 上の例は、30人の生徒がいるものとして、要素数が30個の整数型の配列を用意しています。このような形で変数を利用する時は定義します。

 C言語上での具体的な利用方法については、次の記事で詳細をお伝えしますので、焦らないで下さい。取り急ぎ、今回は、配列の概念について、ご理解いただけたらと思います。非常に便利なものなので、今後のプログラムでも多用していくことになります。

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