全く同じ処理を書くのは面倒くさい

 上から下へ一直線に処理をするプログラム以外の書き方として、条件によって処理を分ける方法を今までご紹介してきました。今回からは、一度上に戻って同じ処理を繰り返すという書き方について説明します。

 基本的には、同じ処理を何度も書けば良いわけです。

printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
printf("Hello, World!\n");
// ...(以下略)...

 このように。これはさすがに極端な例なので、もう少し現実的な例を出します。現実的な例としては、計算をしたい場合とかどうでしょう。同じ数字を足し続けるプログラムを例に挙げます。

int a = 0;
printf("%d\n", a);
a = a + 2;
printf("%d\n", a);
a = a + 2;
printf("%d\n", a);
a = a + 2;
printf("%d\n", a);
a = a + 2;
printf("%d\n", a);
// ...(以下略)...

 この例は、0, 2, 4, 6, ... と、2ずつ足した数を表示するプログラムです。どこまで足したいかによって、同じ処理を書く回数が変わってきますが、何回だろうと同じ処理を書くのは面倒くさいものです。

 他にも、配列を使った処理でも繰り返し処理が考えられます。例えば、配列中の要素を足して合計を求める場合、

sum = score[0];
sum = sum + score[1];
sum = sum + score[2];
sum = sum + score[3];
sum = sum + score[4];
// ...(以下略)...

 このようになります。もちろん、全てを1行にまとめて、

sum = score[0] + score[1] + score[2] + score[3] + score[4];

 このように書けば1行で済みますし、良いかもしれません。しかし、同じ配列の名前を何度も書かなければならないのは、正直言って面倒くさいです。

 これら同じ処理を、たった1個だけ書いて、あとはコンピュータが自動で繰り返し処理してくれるのであれば、そちらの方がプログラムを書く上で楽だと思いませんか。楽ですよね。C言語に限らず様々なプログラミング言語で、繰り返し処理の命令が用意されています。次回からは、その繰り返し処理をC言語でどう実装していくかを見ていきます。

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